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種から育てる花壇づくり 秋まきの草花カレンダー

公開日 2007-09-15

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秋は、種まきにいちばん向いている季節のひとつです。夏の暑さが落ち着いたころに種をまくと、冬を越してぐんぐん育ち、春に一斉に花を咲かせてくれます。Country Garden の育苗記録をもとに、秋まきの草花のスケジュールを整理しました。

秋まきの草花とは

花の種は、春にまくものと秋にまくものに大きく分かれます。秋にまくものは、寒さに強い一年草や二年草が中心です。冬の間に根をしっかり張らせておくことで、春先の暖かさとともに一気に成長し、花をつけます。

育苗記録に登場するのは、次のような花です。

記録から見えたスケジュール

育苗記録には、種まきの日、発芽した日、最初の花が咲いた日が、花ごとに書きとめてあります。それを見ると、おおまかな流れがつかめます。

花種まき発芽まで最初の開花
ビスカリア9月19日約5日4月16日
キンセンカ9月19日約4日1月11日
カリフォルニアポピー10月6日約6日4月7日
レンゲ10月15日約6日4月9日
ストック11月11日約12日4月10日
ブルーレースフラワー11月11日約3週間3月29日

種をまいてから発芽するまでは、早いものでは数日、遅いものでも三週間ほどです。九月から十月にまいた花は、翌年の春に咲き、十一月にまいた遅まきの花も、暖かくなってから急に大きくなって、無事に花をつけました。目安として、遅くとも十一月上旬までには種をまいておくと安心です。

育てるときの注意

移植を嫌う花は直まきに

千鳥草のように、根が真っすぐ深くのびるものは、植え替えを嫌います。鉢や庭に直接まいて、そのまま育てるほうが向いています。

害虫は早めに見つける

苗が小さいうちは、アブラムシやネキリムシに狙われやすくなります。キンセンカは十月中旬ごろまでアブラムシがつきやすいので、葉の裏を毎日のぞいてください。植え替えたばかりの苗が根元から切られていたら、ネキリムシの仕業です。地面を浅く掘り、見つけたらすぐに取り除きます。

冬の間も油断しない

霜柱で根が浮いてしまうことがあります。朝、苗の株元が浮き上がっていたら、軽く押さえて土に戻しましょう。鳥に葉を食べられて丸坊主になったのに、寒さが過ぎたら新芽が出て復活した、という嬉しい経験もありました。あきらめずに様子を見ることも大切です。

記録をつけてみよう

種まきの日、発芽した日、花が咲いた日を、ノートに書きとめておくだけで、翌年の計画が立てやすくなります。写真を一緒に残せば、色や高さの比較もできます。ホームページに載せる場合は、まだ育苗中の花と、咲き終わった花を分けて整理すると、あとから見返すときに便利です。

種から育てた花が初めて咲く瞬間は、何度経験しても感動します。ぜひ、この秋は好きな花をひとつ選んで、育苗記録をつけてみてください。

鉢植えと庭、どちらでも楽しめる

庭がなくても、ベランダのプランターで十分に楽しめます。レンゲのように、庭と鉢の両方にまいて育て比べると、環境による違いがよくわかります。記録では、プランターがレンゲ畑のようになり、庭にばらまいた種も霜柱の中で何とか生き延びていました。

球根や苗もあわせて楽しむ

種だけでなく、球根や苗を組み合わせると、花壇がより長く楽しめます。カタクリは山野草の球根で、植え付けが十一月、発芽が三月、開花が四月と、ゆっくり進みます。フリージアは早春に咲く香りのよい花で、球根を鉢に植え付けて、室内に取り込んでから育てると、三月には花が咲き始めます。

季節の移り変わりとともに、庭の景色が変わっていくのを見守るのは、何よりの楽しみです。